淡路島・小豆島 島嶼オサムシ採集旅行



小豆島(フェリーにて)



今回の採集は、学校の都合で4連休が出来たためなんとなく決まったものである。 以下は採集記。

午前六時起床。いつもはなかなか起きないのにこの朝は早く起きた。
朝飯を食ってすぐ待ち合わせの電車の先頭に乗って、そのうちみねやまさん&ながみねさんと合流。
その内舞子に着いたので、写真とか撮りながらバスをしばらく待っていた。
で、バスが来たので一時間ほど乗って洲本高速バスセンターに着いた。
ここからはながみねさんと別行動。僕らは先にバスに乗ってアワジヒメオサムシを狙いに行く。
ながみねさんはよく分からんが、ネブトとかを狙いに行くらしい。
で、洲本からバスに乗って30分ほどで目的地に着いた。
周囲は田園風景。なかなかのどかな所である。
バスを降りるとすぐに山に登り始めた。
道に迷いながらも、なんとか登山道の入り口付近に到着。
飯を食って崖を崩したが、カマドウマとかが出るだけなので登っていくと、ムカデが大量に出る崖に着いた。
どんどん崩していく。
すると、そのうちみねやまさんが銅色の小さなオサムシを出した。
これで僕は少々焦り、そのオサムシが出たあたりに思いっきり鍬を打ち込んだ。
すると―――――
オサムシキタ――――――( ゜∀ ゜)――――――

こ、これは!! まさか!
オオオサムシだ!!
別にギャーギャー喚くほどの虫ではないが、それでもやはり感動したね。
しかし――――――
ここでスランプ発生。
掘っても掘ってもオサムシが出ないのだ。
一方みねやまさんはさっきからバンバン出している。
「さすが!」と感心する一方でイラついていたのも事実である。
そのあと、彼が新規ポイント探索のためどこかに行った時に、落ちていたオサムシをゲット。
後にアワジヒメオサムシと同定。
複雑な心境になった。掘っても出ないのに普通に落ちているとは・・・・・。
この頃からまたオサムシが採れるようになってきた。
この後またしても落ちている奴を発見。
で、また調子に乗って急坂の途中にある崖を崩していると、オオオサムシが転がり出た。
慌てて毒ビンのところに走っていくと、途中で手がヒリヒリしてきた。
初体験ですな、オサムシの毒は。
鼻を近づけてみると、猛烈に臭かった。
なんとかそいつを毒ビンにしまうと、また掘り始めた。
そこそこヒメオサムシが出てきた。
ここはオオオサよりもヒメオサのほうが個体数が圧倒的に多く、最後の方は軍手で崖をグリグリやってるとヒメオサが顔をのぞかせるという有様であった。
上記のヒメオサ。
この写真の後、「ヒメオサは毒液出さないからいいなー」とか言い合ってたら、その直後から手がヒリヒリしてきた。
こんな具合で、結局オオオサムシを二頭(@♂@♀)とヒメオサムシを七頭採った。
で、そろそろバスの時間が迫ってきたので下りていった。
そしてバス停でバスを待っていると、普通にバスにスルーされた。
\(^o^)/オワタ!
まあ当たり前だ。待つ車線を間違えていたのだから。
当然頑張って洲本まで歩いて帰った。1時間くらいかけて。
結果的にはながみねさんと同じバスで福良に行くことになったので良かったわけだが。

そんなわけで、福良の宿に着いたのが8:00。
ここから飯を作って食うのだが、自炊だと思ったら実は『佐藤のご飯』だったのでまだ手間がかからなかったけど。
で、それぞれが持ち寄ったレトルトカレーを電子レンジに入れてスイッチを押す・・・・と―――
バチバチバチバチッ!という音がして電子レンジを見ると、青や橙色の火花が中で踊り狂っているではないか!!
慌ててながみねさんが取り出したが、案の定それはモツっていた。
つまり、中身が飛び出ていたのである。
最終的にはポットの熱湯で暖めて飯にかけて食った。旨かった。
で、食後は採集品の整理。
ながみねさんはネブトクワガタを成虫だけで二十数匹、幼虫含めると60匹以上。
というわけで、幼虫が死んでいるか弱っている場合と、元気な場合とで分けていった。
幼虫分別作業の様子。
元気な幼虫ども。
この後、布団を敷いて2時までなぜかオサムシの名前を言い合っていた。
最後にツルギオサムシで負けたが、ツルギオサムシって確かアワオサムシの古名だったはず。
アワオサムシって出てなかったっけ?
ともかく2時までそんなことして就寝。



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